転職後の失敗談はありますか?

現在私が働いているのは、緩和ケア病棟なんですが、以前働いていた一般病棟での治療方法とは、
大きく異なる点がありますね。

 

一般病棟の場合、患者さんが急変した場合には、積極的に蘇生や治療を行います。
どこの病院でも、それが一般的で、何も治療をしない病院というのはないと思います。
入院する際に、急変時の対応についての希望を提出すると思いますが、
一般病棟の場合、ほとんどの方は、何かしらの治療を望んでいるんです。

 

しかし、緩和ケアの場合、積極的な蘇生や治療は、一切行わないんですよ。

 

緩和ケアで働き始めた頃は、積極的な治療を行わない事について、何か罪悪感を感じました。
何か治療をしてあげなくてはいけない、という気持ちにかられた事は沢山あります。

 

一般病院では、患者さんが急変した際には、スタッフがバタバタと動き、蘇生や治療、医療機器をつけたりと、
何とかして、患者さんを蘇生させようと、一生懸命になりますよね。

 

その為、担当の患者さんが呼吸停止をしたり、脈が弱くなる度に、とても焦りました。

 

緩和ケアにいる患者さんは、皆さん苦痛のない最期を希望しています。
助かる見込みがないのに、蘇生などは希望しないんです。

 

私の実母は、難病の為、介護が必要な状態です。
実父が母の介護をしているんですが、いつ何か変化があってもおかしくない状態なんです。

 

看護師として働いている時に、入院している患者さんの事を看ながら、実母の事を考える事が多々あるんですが、
実母には、安楽でいてほしいと常に思っているんですよね。
意思の疎通は全くできない状態ですが、苦痛を味わって欲しくはありません。
実父も家族も、私と全く同じ思いでいるんです。

 

最近になって、安楽な最期、静かな最期を迎える事について、受け入れられるようになりました。